列車番号:1013D 乗車車両:キハ65-701
前編:新大阪 8:59 → 10:48 福知山
後編:福知山 10:55 → 13:16 鳥取
撮影:1995年11月上旬 収録合計:約4時間10分
1999年10月のダイヤ改正で列車消滅した特急『エーデル鳥取』の前面展望。キハ65型エーデル車両の最前部展望席から収録した新大阪−鳥取間の全区間の展望映像を2巻組にまとめた作品です。大阪を出た列車は福知山線に入りますが、かつてDD51に引かれた旧型客車に乗って通った武田尾付近の渓谷を走る区間は新線に切り替えられて久しく、思い出にひたる間もなく神戸電鉄との連絡駅三田に到着。篠山口からは紅葉の山道を右へ左へくねくねとカーブを切りながら福知山盆地を目指します。
後編では福知山で山陰本線に合流し、終着鳥取までの収録。城崎で電化区間が終わると、いよいよディーゼル動車の本領発揮。なつかしい日本の風景が残る山陰本線らしい風景が展開し、今にも蒸気機関車の引く列車と出会いそうな錯覚に捕らわれます。山陰本線のこの区間はカニの駅弁を売る駅が連続し、カニ好き人間にはたまらない所ですが、前面展望で海の見えるところはほとんどなく、どちらかというと山間路線の雰囲気。色づく山並みを見ているうちに突然高架に躍り出てラストスパート。終着駅鳥取の近代的ホームに到着です。