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乗車区間：新所原→掛川
乗車車両：TH103
撮影：94年1月

国鉄時代に二俣線と呼ばれたこの路線は、第二次世界大戦当時、東海道本線のバイパスとして建設された経緯をもつローカル線です。かつてのSL機関士だった運転士さんが、出発、トンネルと律儀に汽笛を鳴らして走ります。浜名湖の裏手をぐるりと回るこの線は、駅構内をはじめ、沿線各地にC58が活躍した当時の面影が見られ、天竜二俣駅構内にはターンテーブルや扇形機関庫が残り、20系客車等の国鉄車両が放置されていました。浜名湖を見ながら、ミカン畑、茶畑の中をのんびりと行くレールバスの旅。ホームに立っていると30年前にタイムスリップしたような錯覚にとらわれます。