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乗車区間：東能代→深浦
乗車車両：キハ48-516
撮影：95年5月

キハ48の前面展望。通学の高校生をたくさん乗せて、6両編成で東能代を出発すると、連続する右カーブで大きく方向転換、進路を北へ向けます。東能代ー能代間は五能線の中でも異質な区間で、昔から能代折り返しの区間列車が設定されていましたが、この列車も、次の能代で早くも9分停車し、後部3両を切り離します。3両の身軽な編成で能代を出ると、いよいよ昔懐かしいローカル線の匂いの残る田園風景の始まり。線路脇に菜の花が咲き、田植え間近に水を張ったたんぼに影を落としながら進む様子には、なんとも言えない趣を感じます。岩館付近からは日本海がチラチラ見えはじめます。